前回の1時間だけでは分解しきれなかったので、今回はその続きとなります。プラスドライバーの扱い方にはだいぶ慣れてきたらしく、ねじをどちらの向きに回せば取り外すことができるのかを学んでいただいたようです。
さて、実際の中身をのぞいてみると、緑色の基盤にいろんな小さい部品が取り付けられているのがわかりました。それぞれがどのような役割をしているのか詳しくはわかりませんが、こうした小さな部品が集まってゲームができているのはなんだか不思議な気分です。
さて、各家電製品にこうした基盤があるのかどうかをあらかじめ認識できていることは、子どもの成長段階において大きな意
味があります。それは、原理はわからなくても、すごい技術で家電製品などが動いているということを「認識」できるようになったからです。この認識できる範囲が広がることは、そのまま興味対象となるものの範囲が広がることでもあります。
一方で、基盤の存在すら知らないと、そもそもどうして家電製品が動いているかに興味を持ちづらくなります。つまり、興味対象の範囲が広がりづらくなります。
かといって、家電製品をむやみに分解するのは安全上よくありません。なので、ご自宅で試される場合は、分解ではなくて、工作キットなどをかってモノづくりに力を入れるのが良いのではないでしょか。