大きさの違う車輪を転がす実験
授業の目的
- コンパスとカッターを正しく使えるようになる
- 小さい車輪と大きい車輪のどちらがより転がるかを調べる
最先端の研究になるほど、ひとつの実験機器の製作を依頼するとかなり高価になります。
そのため、いきなり本番用の機器を依頼して作ってもらうのではなく、一度手作りで試作版を作るそうです。
どうやらよい科学者になるためには、理科だけではなく工作も得意になる必要があるみたいです。
今回の授業ではこのような背景もあり、工作を踏まえながら実験を進めていきました。
授業の様子
車輪を作る工作
まずは指定された3つの大きさの円をコンパスを使って描きます。
4年生に上がりたてだと、コンパスの使い方が上手の児童もいれば、まだ慣れていない児童もいます。
手つきが不慣れな児童はサポートに入ったりしますが、誤差が1mm以上にならないように頑張ってもらっています。
次に、コンパスで描いた円をこれまた誤差なくはさみで切ることができたら、その型を利用して少し厚めの板に円を描いてもらいます。
描いてもらった円はカッターを利用して少しずつ円形に近づけてもらいます。
ある程度円に近づけることができたら、最後は棒やすりを使って、しっかりとした円を作ってもらいます。
2つの円に車輪をつなげると、立派な車輪を作ることができました!
作った車輪を転がす実験
まずはどの大きさの車輪が一番転がるかを予想をしてもらいます。
車輪の大きさが関係しているのか、空気抵抗が関係しているのか、もしくは重さでしょうか。
どこを中心に物事を考えるか、予想の時は個々人の個性が出やすい場面でもあります。
そのうえで実験を通して、どの車輪が実際に一番転がるのかを調べてもらいました。