顕微鏡を使って微生物の観察をしよう!
授業の目的
今回の授業は以下のことを目標に授業を進めました
- 顕微鏡を使えるようになる
- 観察したものを絵で表現できるようになる
- 私たちが目で見ることができない生物もたくさんいることを認識する
特に小学生低学年のうちは自分が見えている世界だけがすべてだと思いがちです。
そうではなくて、私たちが目に見えないだけで、一生懸命生きている生き物がたくさんいることを認識してもらうことも意識しながら授業を進めていきました。
【1日目】顕微鏡を使えるようになる
1.顕微鏡を使うための準備
顕微鏡という実験道具は他の実験道具と比べて特にほこりや指紋の付着に弱いです。顕微鏡の中にほこりが入ると、観察に支障をきたします。
また流行りのLED仕様ではなく反射鏡タイプの顕微鏡だったこともあり、少し時間をかけて扱い方の説明をしました。
2.ぐみのりん毛の観察
次に観察がしやすいぐみのりん毛を利用して、ピントを合わせる練習と観察結果を残す練習をしました。
【2日目】動いている微生物の観察
1.プレパラートの準備
顕微鏡をある程度自由に扱えるようになったところで、実際に微生物の観察をしてもらいました。
まずは微生物が多くいそうなところから水を採取。
その採取した水をろ過することによって、ろ紙上に微生物を集めました。
2.動いている微生物の観察
今回は動いている微生物の観察ということもあり、動いていないぐみのりん毛の観察よりさすがに難しい様子。
特に顕微鏡の場合は、顕微鏡内で見えている方向とスライドガラスの動きが逆になるので小学生低学年のみなさんには余計に難しく感じたかもしれません。
そんな中、運よく動きが鈍い微生物がいたのでなんとか写真撮影。
さてこの生物はなんだろうと図鑑で探してみます。
図鑑で見る限りではラッパムシっぽいですが、実際のところはどうだったのでしょうか?