結果ではなく原因を
非行は悪いこと。
それは当然である。
しかし非行は行う少年たちは
認知にゆがみがあるため
一般的に非行ととらえられるケースも
非行としてとらえていないケースがある。
その故
どれだけ被害者の悲惨な思いを伝えても
そもそも受け手の認知がゆがんでしまっているため
悲惨な思いを正しく伝えられないという。
ではどうして非行少年たちの
認知がゆがんでしまったのか。
その原因は
家庭であり、学校教育であり
世間にもあるという。
そのことをふまえた上で
非行が繰り返し行われないために
具体的にどうすればよいのか。
本書「ケーキを切れない少年たち」は
非行に対して
より建設的な解決策を見出してくれている。
多くの方に読んでいただきたいが
中でも小学2年生前後の保護者の方に読んでいただきたい。
著者が言うには
読み書きや計算などの認知に対しての困っているサインを
2年生から出し始めているからだ。
子どもの認知に対して心当たりがある方は
「ケーキを切れない少年たち」を読んで
子どもへの理解を深め
対策を考えてみてはいかがだろうか。